日和見びより日記

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24/01/11 頭の中の松重豊と古畑任三郎

指摘されて気付いたが、1月1日から昨日までタイトルに入れている日付の年号をずっと23にしていた。実は1年越しに去年のことを書いてました〜とか、まだ俺は23年を終わらせたくないんや!!とか、変なトリックや意味があるわけではなくシンプル間違いである。でも無意識に歳をとることへの拒否反応が出始めているのかもしれない。こうやって気付かぬうちに老害になっていくのだろうか、怖い。あ、やっぱり老いを恐れている。これではいけないのでちゃんと24年を受け入れてやっていきたい。というかみんな気付いてた?頭の中の松重豊が「それ、早く言ってよ〜〜」と叫んでいます。

 

子どもの熱も下がったので今日は出社。ランチに丸亀製麺へ。会社近くの丸亀製麺には謎の詩のようなものが壁一面に掲出されている。

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湯けむり

 たちのぼる

 大釜に

うちたて

 生麺

とうずれば

大輪の花

 咲くように

  舞い踊る

差し水に

 うなずくように

  戯れば

あとは釜揚げ

 待つばかり

 

思わず言葉を書き出してしまったが、完全にうどんポエムである。調べると他にも掲出されているお店はあるようだが、特に公式サイトなどでは触れられてはいない。一体なんなんだろうこのポエムは。でもサイトでも「丸亀製麺が憧憬する風景」みたいな表現が使われており、ポエマー人材の存在が感じられる。普通使わないでしょ、憧憬なんて。

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全国800件以上ある丸亀製麺は吟遊詩人にもおすすめのうどん屋である。

 

19時を過ぎてさぁもう一踏ん張りと仕事をしていると出先から直帰予定だった先輩から電話がかかってきた。家に着いたがコートのポケットにあるはずの鍵がないので机の周りを探してほしいという。近くにいた人総出で探すも見つからず、先輩は一度会社に戻ってきたが、結局自分で探しても見つからなかった。単身赴任で一人暮らしなのでどうすることもできず、とりあえずこの日は肩を落としてカプセルホテルへと帰っていった。

その先輩が会社を出た10分くらいあとに、別の先輩が「◯◯(鍵を無くした先輩の名前)、あいつ間違えて俺のコート着て帰ってるぞー!」と声をあげていた。

そもそも着ているコートが違ったのだ。そりゃいくら探しても出てこないわけだ。しょうもないオチではあるが、ミステリーのトリックみたいな感じもする。道尾秀介作品の読後感、は言い過ぎか。

別に俺が解決したわけでもなんでもないのだが、頭の中の古畑任三郎を召喚して先輩に「お察しします〜」と言ってあげたい。