日和見びより日記

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24/02/18 はじめての生田緑地

初めて生田緑地にきた。緑地と聞くと何もない広大な緑が広がってるイメージが拭えなかったが、そんなことはなくて色々遊べるところがあって楽しかった。

かわさき宙と緑の科学館は川崎市唯一の科学系博物館で世界にここだけにしかない最新型のプラネタリウム装置メガスターIIIフュージョンが導入されている。プラネタリウムといえば丸いドームが付き物だがここは帽子みたいな外観で洒落ている。

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展示スペースも乃村工藝社が手掛けているようでなかなかおしゃれでセンスがいい。おしゃれなだけじゃなく、スペースが狭い割に展示が凝縮されていて見応えもある。自分の街の科学館がイケてるのって自分の街に対する好感度が爆上がりする。いい街です、川崎。
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メインのプラネタリウムに導入されているメガスターIIIフュージョンは星を映す投影機以外に各惑星・衛生ごとに投影機が用意されている超豪華仕様である。といっても他のプラネタリウム装置がどうなっているのかは知らない。他のもみんな同じだったらすまん。

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正直なところ、装置の性能的な他のプラネタリウムとの差はあまり分からなかった。プラネタリウムって結局、説明してくれる人の話術とかトーク内容がキモじゃないだろうか。装置がいくらすごくても解説がつまらなかったら元も子もない。猫に小判ならぬ口下手にメガスターIIIフュージョンである。今回はまぁ割と普通の解説という感じで、夜空を見上げてこぐま座を見つけるのは不可能やな、といつも通りの感想を抱いて終わった。

 

科学館の後は同じく生田緑地内にある岡本太郎美術館へ。案内表示から芸術が爆発していた。

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館内はさらに爆発していて、岡本太郎の情熱が作品を通してビシビシ伝わってきた。

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岡本太郎はパリ在住時に人類学者のマルセル・モースに師事していたことから文化人類学的視点を身につけており、作品にも日本の根源的な文化や伝統、民俗学的な要素が表れている。太陽や樹など自然的なものをテーマにした作品が多いのはそのためだろう。よく出てくるモチーフである樹人の絵が可愛くて最高だった。

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岡本太郎美術館を出た裏手にバナナジュースを売っているキッチンカーがあり、その横にこんなものが設置されていた。

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父親としては挑戦しないわけにはいかない。対戦を申し出るとキッチンカーの中から屈強なおじさんが出てきた。うん、絶対勝てないやつ。

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まぁ鼻から勝てないことはわかっていたがもちろん全力で戦った。画像を見てお分かりのようにおじさんは余裕の笑顔である。こちらの力が果てるまでギリギリつかないところで止めてくれて楽しませてくれていたが勝てる見込みがないので、一思いにやっちゃってくださいと言ったら2秒で負けた。

でも終わった後に体重を聞かれて、体重の割には強い、そして対戦中にずっと手元を見続けているのが素晴らしいと褒めてくれた。全身で力をかけるあまり頭も全力で地面の方に向けてしまう人が多いらしい。素質があるらしいので、アームレスリングはじめてみようかな。(褒められるとすぐ調子にのるタイプ)

 

生田緑地、楽しかったのでまた来たい。入り口のそばにあったこのアパートもよかったけど今回行けなかった日本民家園も気になるし。

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