旅行の疲れもあるのでこの日は一日家でゆっくり。
子どもたちはケンカをしながらもなんやなんや一緒におままごと遊びなどをしているのだが、最近の遊んでいる時の子どもたちの口癖が「◯◯ってことね?」だ。上の子がマジで3秒に1回くらい言うので下の子もそれを真似して、二人で◯◯ってことね?と言いまくっている。
具体的には遊びのルールを決めていて、例えば「この人形はお母さんってことね?」「このご飯を食べたらお腹痛くなるってことね?」「この子は魔法が使えるってことね」「『大丈夫ぶ』って言ったら『うん、わかった』って言うってことね?」などなどルールだけでなく細かいセリフなんかも二人の間で規定している。時々この◯◯ってことね?がお互いに受け入れられず、違うよ!とケンカになることもある。
もうこの◯◯ってことね?が頻発しすぎで側から聞いていると面白いのだが、もはやおままごとをしているというより、ルールを規定するゲームをしているような感じだ。ルール作りゲームと言った方がいい。
果たしてそんなにルールでがんじがらめにして楽しいのかと思わなくもないが、本人たちはルールだらけのおままごとを楽しんでいる。でもよく考えたら大人だっていちいち口にしないだけで色々なルールに縛られて生きている。様々なルールの上で楽しみを享受している。子どもたちはおままごとを通してちゃんと社会を学んでいるのだ。トライエラーを繰り返すことでここまでルールで縛りすぎると楽しくないな、でもここまではルール化した方がいいな、という境界を学んでいくのだろう。ルール作りゲームとはすなわち社会作りゲームである。
百均にスイカバーの素なる商品が売られていたので作ってみたらまんまスイカバーだった。100円で4本分できてしまうのでコスパがすごい。物価がどんどん上がっていくこのご時世、素にさらなる注目が集まっていくかもしれない。素から目が離せない。