日和見びより日記

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24/01/03 年始のブックオフ

この日も遅めに起きてテレビをつける。箱根駅伝では相変わらず青学が一位で爆走している。母校なのでもちろん嬉しいことは嬉しいのだが、箱根駅伝の醍醐味は順位争いだと思うのでぶっちぎりというのもなぁと感じてしまわなくもない。

そんなわけで応援に熱が入るわけでもなくぼーっと箱根駅伝を見ていると、上空からの空撮で気になる街並みが目に入った。

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明らかに周囲とは異なる整った街並みでダントツ一位の青学よりも目がいってしまう。

調べると『Fujisawaサスティナブル・スマートタウン(Fujisawa SST)』という官民一体の共同プロジェクトタウンだった。名前だけは聞いたことのある湘南T-SITEもここにあるらしい。勝手に海沿いにあるのかと思っていた。

コンセプトブックも公開されているが、多方面のサスティナブルな取り組みがなされている。全ての住宅、公共ゾーンと所狭しとソーラーパネルが並んでいて、空から見るとなかなか圧巻だ。

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この街はパナソニックの工場跡地に作られており、プロジェクトの主体もパナソニックになっている。もちろん大手デベロッパーもプロジェクトには参加しているが、まちづくりが専門ではない企業が中心となったプロジェクトが今後どのようになっていくのか今後も目が離せない。

青学が強すぎてうっかりコース沿道の街の方に熱くなってしまった。

 

午後は近所のブックオフに家族で行った。年明け早々本全品20%オフセールを実施していて店内はかなり混みあっていた。年末年始でヒマ&セール中のブックオフは普段からそんなに高くない民度がさらに低下している気がする。別にブックオフに気品や落ち着きは求めていないのでむしろブックオフらしさが高まって個人的には嫌いじゃない。

本当に民度が低いかどうかは置いておくとして、この絶妙に「民度の低そうな感じ」はどこからくるのか?個人的には「彷徨い感」がポイントなんじゃないかと思っている。

ブックオフは普通の本屋よりも目的の商品があるかどうかがはっきりしていない。その特性故に普通の本屋よりも目的がなく彷徨っているお客さんが多いと感じる。なんとなく買いたいものはあるかもしれない、でもそれがあるかどうかは分からない、まぁ安いしその本が無くても気になる本を買うか、といった雰囲気のお客さんがたくさんいる。はっきりとした目的がないので、店内での動き方も「テキパキ」というよりは必然的に「フラフラ」となる。所在なげに店内を彷徨うことになる。スタバにMacを持った意識高い系が集まる一方でブックオフには明確な目的意識のない”意識低い系”が集まる。

これがブックオフの「民度の低そうな感じ」の正体ではないか。まして正月、今年こそ○○するぞ!と意識の高さが溢れる世間とブックオフの温度差は否応なしに広がる。

そんなブックオフで今更ながらサピエンス全史の上下巻を買った。ずっと読みたいと思っていたのだが、2016年の発売からもう7年も経っているのか。この波に乗り遅れた感もまた、ブックオフの醍醐味である。意識が低い。しっかりと「民度の低そうな感じ」に貢献している自分を噛みしめながら帰路についた。

 

3日目にして投稿が遅れてしまったが、果たして日記は続けられるのか。4日からは仕事がはじまる。頑張ろう。