日和見びより日記

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24/01/15 蕎麦つゆこぼしの憂鬱(涼宮ハルヒの憂鬱のリズムで)

ランチで行った「そば俺のだし」という蕎麦屋で蕎麦つゆを盛大にこぼしてしまった。下膳する時におぼんをカウンターにしっかりと置かずに先におぼんの上のゴミを捨てようとしたら、おぼんごと床に落下してしまったのだ。皿は割れるはつゆはぶっかかるわで散々であった。

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全身に浴びたわけではなく、袖口にかかった程度だったのでトイレで軽く洗ってその後に控えていた顧客商談もなんとか乗り越えることができた。でも自分からずっと蕎麦つゆの匂いがしてかなり萎えた。ワイシャツ、セーター、スーツ、コートと4重に折り重なった衣服全てにつゆが染み込んでいるわけでそうそう簡単に匂いはとれてくれない。結局家に帰るまで袖口で蕎麦つゆカルテットを奏でつづけた。ここまで不快な4重奏が今まであっただろうか。

こういう時はこぼしてしまったりつゆがかかったりした事象そのものにももちろん萎えるが、そういうことをしでかしてしまった自分自身にも嫌気がさすし、これが意外とあとを引く。なんでちゃんとカウンターの上におぼんを乗せなかったんだろう?ぼんやりしていたのか?自分でも気づかないだけで心の余裕がなくなっている?もしかして知らないうちに手元に力が入らない何かの病気か?などと悶々と考えてしまう。まぁでも冷静に考えると何かをうっかり落としてしまうことは時々あるし単純におっちょこちょいなだけなんだろう。30年以上生きてきておっちょこちょいは完全に受け入れているのでそう思った方が気が楽だ。

そんなわけで蕎麦つゆの匂いも落ち込みも引きづりながら帰宅して風呂に入るが、入浴後もなんとなく蕎麦つゆ臭が自分からするような気がする。0.02重奏くらいまだ奏でられている。もはや蕎麦つゆが自分のものとして染み込んでしまったのか、これが本当の「俺のだし」だな…と思いながら一日を終えた。