日和見びより日記

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24/02/02 新橋とフィボナッチ数列

土日が新潟で仕事なのでこの日は代休を取って新潟に前ノリしてまち歩きでもしようと思っていたのに色々終わらず結局仕事。代休は取り消しだ。

 

出張で使うクオカードを買いに新橋へ。建て替えの噂はあるが営業が終了する気配のないニュー新橋ビルに今では少なくなったチケットショップがまとまって入っているのだ。85枚ものクオカードがまとまって手に入れられそうなのはここくらいだからありがたい。

SNSで知ったが、ニュー新橋ビルの独特の外観はフィボナッチ数列になっているらしい。

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フィボナッチ数列とは並ぶ数字の和が次の数値になるという数列で、1.1.2.3.5.8…と増えていく。1+1が2、1+2が3、2+3が5というわけだ。花びらの枚数や木の枝分かれ、人のDNAの2重螺旋構造など自然界の様々なものにこのフィボナッチ数列は見られるので人智を超えた世界の法則とも言われている。

ニュー新橋ビルがフィボナッチ数列というのはこういうことだ。外観の窓枠?の横幅が1〜8までのフィボナッチ数列になっている。

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おっさんの聖地と言われる新橋、そしてニュー新橋ビルにこんな秘密があったとは。フィボナッチ数列を知っているおっさんがどれだけいるかは知らないが、こういう工夫が人知れず居心地の良さを生んでいるのかもしれない。ますます立て壊されて欲しくない建物になってしまった。

ニュー新橋ビルのそばにある男のオムライスでランチ。ご飯の量を500gまで追加料金なく増やせるオムライスをがっつり食べたい需要に応えた良いコンセプトのお店だ。

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確かにオムライス屋さんとして存在するお店の多くは明らかに女性をターゲットとしたお店が多い。例えばポムの樹はかなり大きいサイズにもできるので男性だって全然満足できるはずなのに可愛い系のお店を装っていて、いやいやお前は半分二郎系だろと言いたくなる(それは言い過ぎだし二郎ファンに怒られる)。

それを逆手に取って「男の」とつけることでこのお店は普通のオムライス屋に入りづらい男性客の支持を一手に集めている。実際店内にはオムライスを美味しそうに食べる一人客のおじさん(俺もその1人だが)も多くて、なんだかほっこりする。

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そもそもオムライスは基本的な具材は米と卵だけでどちらかというと男向けな構成物のはずなのにここまで女子受けが良いのがすごい。比較対象として炒飯の存在を考えると、洋風の強さ、そしてやはりネーミングの勝利か。これが卵飯みたいな名前で世間に広まってたら絶対日高屋のメニューになっている。少し何かが違えばオムライスと炒飯が同じメニューに並ぶ世界線も存在したかもしれない。

 

なんとか夕方くらいには東京を出て18時過ぎに新潟に着いた。でもホテルで残りの仕事を片付けていたら21時半をすぎてしまった。とりあえずホテル近くのラーメン屋で夕飯。新潟はラーメンの消費量が日本一のラーメン大国だ。新潟市は濃厚な味噌ラーメンが有名らしい。

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食感を買ったら店外に並ばされて凍えそうになった。雪がチラつく中、空くのを待つ。これはあったかいラーメンをさらに美味しく感じさせるための戦略だろうか。そこまでしなくてもきっと俺の脳と舌は美味しいと感じるので店内で待たせてください…

とはいえ実際に冷えた体に濃厚な味噌ラーメンがガツンと効いてめちゃくちゃ美味しかった。
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スープもほぼ全て飲み干してしまい、まんまとお店の戦略にハマっている。