日和見びより日記

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40%増量ファミチキがこわい

ファミリーマートで今年も40%増量フェアが開催されている。

2021年から3年連続で開催されており、ファミマとしても味をしめているキャンペーンだと思われるが、今年はファミマの代名詞ともいえるファミチキが40%増量している。

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一口食べてしまったが通常のファミチキとの違いは明確で、かなりずっしりしている。「大きくなったねぇ」と思わず言ってしまうランキングで"5年ぶりに会った親戚の子ども"と1位2位を争えるくらいには大きくなっている。

しかもお値段が変わらないということで消費者からしてみたら嬉しいことは間違いないのだが、俺はこの40%増量ファミチキがなんとも言えず怖い。

もともとファミチキには滲み出る人工感がある。成型肉(一度バラバラにした肉を再び肉の塊に成型している肉)ではないだろうが、まぁそれでも何らかの加工をしてああなっているのだろう。そのままのチキンはケンタッキーみたいになるはずだ。

他のコンビニのチキンも大して変わらないというかもしれないが、特にファミチキは溢れ出る肉汁がその人工感を加速させている。CM撮影用のシズルかと思うほどの肉汁がほとばしり毎回に手につくのはどうにかならないのか。それは宣材写真だけにしてほしい。

 

そんなふうに常日頃から思っていたファミチキが形状もそのままに40%デカくなっているわけだ。

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もうこれは完全に人造人間と言っていい。チキンという体は保っているが、その実は人間の手によって魔改造されたクローンである。

マックのナゲットだってあれこそ完全な成型肉であるがわざわざ型をいくつか用意して、あたかもランダムな肉片であるような振る舞いを見せる配慮があるのに、40%増量ファミチキはただそのままデカくなっている。人間味もクソもない。

 

その横暴さに恐れすら抱いてしまうのだ。いや、これは40%増量ファミチキではなく、それを生み出した我々人間に対する恐れだろう。

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やっぱり人間は怖い