日和見びより日記

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24/02/17 実はすごいチャーリー西村

午前中は幼稚園の親子ふれあいデーがあり幼稚園に。サイエンスショーらしい。そう聞くとちょっと前に科学の出前授業で液体窒素撒きまくって子どもたちが怪我をした事故を思い出してしまう。撒かないでくれよ、液体窒素

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ふれあいデーとか言いつつ子どもと親の席が完全に分けられていて、ふれあいのふの字も感じられなかった。これがポストコロナ時代のふれあいか!とか思っているとショーがはじまった。出てきたのは陽気なおじさん、その名もチャーリー西村だ。

胡散臭い名前だなと思ったが、進行はめちゃくちゃ上手くて教室は超盛り上がっていた。帰って調べたらでんじろう先生の一番弟子だった。そりゃ上手なわけだ。Wikipediaもある。もっとちゃんと見ておけばよかった、チャーリー。

実験は大きく二つで空気砲と静電気。どちらも科学実験としてはかなり初歩的だが、そこは幼稚園、どちらもしっかり盛り上がった。

特に巨大な空気砲が出てきた時の盛り上がりはすごかった。チャーリー西村が出てきた時の5倍盛り上がっていた。

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もちろん楽しいだけじゃなくて科学的な説明もしてくれて、空気砲から出る空気の威力が強くて遠くまで届くのは空気が回転していてタイヤのように進むからと教えてくれた。確かによく見ると空気の輪の外側がぐるぐると回転している。普通に知らなくて、へぇーとなった。さすがチャーリー、大人もちゃんと楽しませてくれる。

空気砲から出る空気の威力が強いのは当たり前のことで、そもそもなんで?と考えたことがなかったが、言われてみたら理由は分からない。そういうことって意外に身近にたくさんあるんだろう。子どものイベントに参加するとそういう目線を思い出させてくれるのがいい。親子ふれあいデーって親(が)子(の思考に)ふれあいデーってことか。これぞ新しい時代の親子ふれあいデーである。(曲解)

 

午後は見に行きたかった恵比寿映像祭に一人で行ってきた。恵比寿映像祭は2009年から毎年2月に恵比寿の東京都写真美術館をメイン会場として開かれている展覧会で今回が16回目だ。俺は第4回「映像のフィジカル」で最初に行ってそこからちょいちょい足を運んでいる。最近はあんまり行けてなくて、第10回「インヴィジブル」以来だった気がする。なんせ会期が2週間しかないので、行きたい!と思っているうちに毎回終わってしまうのである。

今回のテーマは「月に行く30の方法」ということで、ぶっちゃけ作品自体は直接的に宇宙はあまり関係ないのだが、一見宇宙とは関係なさそうな様々なアーティストの実験的な試みが実は月に行く方法のヒントになっているかもね、という趣旨のタイトルになっている。ちなみに土屋信子というアーティストの同名の作品が展示されており、そこから引用されたタイトルだ。

土屋が世界各地で見つけてきた素材を自由に組み合わせて作ったオブジェがたくさん並んだ作品で、ひとつひとつのオブジェの意味は説明されていないし見ても全然分からないが、「月に行く30の方法」と題されてまとめられると、なんとなく分かりそうな気がしてくるから不思議だ。

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俺が一番気に入ったのはこのオブジェ。佇まいが無性に可愛らしく、一番宇宙みがある。

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会場に割と声が大きめのおじさん二人組がいたのだが、会話を聞いているとどうやらタイトルから宇宙科学展だと思って来てしまったらしい。スタッフに月に行くための最新技術とかそういう展示があるわけではないんですか??と聞いてきた。まぁこのタイトルだとそう思っても仕方ない。そう思って来てしまうと予想していた展示とはかなりかけ離れているわけで、でも一応展示は見て分かんねぇな〜を連発して会場を去っていった。その姿が妙に微笑ましかった。言うなれば普通は出会わない因子がぶつかった瞬間なわけで、地球そして生物が生まれた奇跡の超ちっちゃい版とも言えなくない。こういう偶然の出会いも月に行く方法のひとつなのかもしれない。他にも色々面白い展示があったので詳しくは別記事で書きたい。

24/02/15-16 必然の奇跡

月に一度の研修(1年間続くが3月で終わり)で課題本を毎回2冊読まなくてはいけないが、今回は課題とか全く関係のないサピエンス全史を読んでしまったので課題本を読むのがギリギリになってしまった。金曜日の研修に向けて本を読まなければならず、日記を書く暇もなかった。

課題本の一冊がザッポスという靴のEC販売企業の創業者が書いた本だったのだが、この本を読むとビジネスも本当に才能だよなーと思う。小さい頃からお金を稼ぐということに対するモチベーションが異様に高いのだ。エジソンが小さい時から自分でなんでも確かめなくては気が済まない性格だったように、この創業者も稼ぐための仕組みを作らなければ気が済まなかったのだと思う。これはもう才能だ。

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研修後の飲み会で宇宙の話になってそこで聞いた話が面白かった。地球にある水のもとになった水分はその昔高速で回転していた木星から飛んできて、ちょうど地表の温度が下がり始めていた地球に定着したらしい。同じように火星にも飛んできていたが、火星はまだ地表が熱すぎて水が定着しなかったという。そういう意味でも地球は奇跡の星なのだ、と。

これまでも幾度となく地球は奇跡の星だという言説は聞いてきたが、さらなる奇跡エピソードを知ってしまった。地球、奇跡起こりすぎである。

でも別な人が面白いことを言っていて、確かにこの地球とか人間が繁栄したのは奇跡かもしれないが、一方で地球や人間、そして私たちが今ここにいることは必然でもあるように感じるというのだ。存在していなければこうして喋ったり過去や未来に想いを馳せることもできず、奇跡だと思うこともできない。そういう意味で我々が生きていることは奇跡でもあるが必然でもあるんじゃないのか、と。

なるほど、そう言われるとそういう気もしてくる。確かに奇跡は偶然とイコールではない。必然の奇跡だってあり得るのだ。なによりこの奇跡は必然ってかっこいい。俺もそう思って生きることにしよう。

24/02/13-14 支え合うということ

お昼休みに銀行に聞きたいことがあって電話をした。1回目にかけると必ず混み合っておりおかけ直しくださいと言われて電話が繋がらない。でも2回目にかけると順番待ちになる。少し前にヤマト運輸にかけた時も同じだった。

これ1回目は絶対に繋がらない設定になっているんだろう。つまりかけ直したいほどの問い合わせの意思があるのかを確認しているのだ。こちらの気持ちを試されている。正直に時間をおいてかけ直す人は一生かからない。正直者が割を食う世界だ。

問い合わせの熱意確認が終わり、2回目にかけると無事にオペレーターに順番に繋ぐとのアナウンスが流れたが、20分ほどの順番待ちがあるとのこと。ずっと耳にスマホをつけておくのも疲れるのでスピーカーにして置いておいた。

会社の休憩スペースで電話をかけていたのでスピーカーから流れる保留音のクラシック音楽が周りにも漏れ聞こえていた。そしたらそばを通りかかった同僚から「優雅だね」と声をかけられた。どうやらクラシック音楽を聴きながらお昼を食べていると思われたようだ。そんなに高尚な趣味は持ち合わせていないし、なんなら待たされている身なので気持ち的には全く優雅ではない。

でも発想を逆転させると、長い保留時間が優雅さを演出してくれたということでもある。待たされている間はいっそのことクラシックを嗜むくらいの余裕を見せて優雅に成り切った方が得かもしれない。

 

そんなことを思うくらいしか書くことがなく2日間が終わった。日々は終わるが仕事は終わらない。チームで支え合っているからなんとかなっている。支え合うといえばこの前行った駒沢公園で見た梅の木を思い出す。大きく曲がった木をT字型の突っ張り棒が支えていた。ただよく見ると木の方も支えやすくカットされているように見える。

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支えるというのはどちらか一方が献身的になるイメージだが、支えられる方も支えられるために努力が必要なんだと思う。だから一方的に支えるということはなくて、常に支え合うことが必要で、そうしなければ支えきれずにどちらも倒れてしまう。そういうことだろう。

書くことがないのでそれっぽいことを書いてお茶を濁そうと思ったが、意外といいことを書いてしまった。ありがとう梅の木。なんでも写真に撮っておくべきである。

24/02/12 横浜税関資料展示室が良い

久しぶりに朝マックが食べたいと前日から妻が言っていたので早起きして、といっても9時半くらいなので全然早くないが、朝マックへ。

長女がハッピーセットでやっているポケモンメザスタというアーケードゲームで使うやつのピカチュウとミュウのやつがほしいというのでハッピーセットを2個注文。実は前日もマックに行っていて同じハッピーセット頼んでいてピカチュウのやつが当たらなかったのでそのリベンジである。

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親的には出るか分からない、広義に言えばギャンブル性のあるものにお金を使う子にはなって欲しくないので、これで出なかったらもうやらないという約束で買ってあげた。

そしたらまぁこれがピカチュウのやつが出てしまった。いや、もちろん欲しいやつが出てよかった!という気持ちもあるが、一方で本人はギャンブルでも出るじゃん!とも絶対思っているはずで親としてはなかなか複雑である。

ちなみにメザスタではないもう一つのおもちゃはこちらもポケモンのぬりえ&シールブックで次女にはこちらを買ってあげた。

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……これ流石に酷くないか?数ページしかない紙の冊子である。ポケピースの版権使用量がハンパないのだろうか。そうでなかったとしたら許せないレベルのしょぼさである。ハッピーセットは最近プラスチックをやめて紙製にする動きがあるが、こうなってしまったら終わりだろう。物価高なのに賃金が上がらない煽りだろうか。だとしたら悲しすぎる。ポケピースの版権使用量よ、高くあってくれ。

 

朝マックを食べた後はそのまま横浜赤レンガ倉庫で行われていたイチゴスイーツのイベントへ。三連休ということもありめちゃくちゃ混んでいた。

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いちごの集客力恐るべしである。梨やすももでは実現できない集客力だ。大人は入場に一人300円かかったので、色々食べるぞー!と意気込んだものの、どこも長蛇の列でいちごのドリンクとマカロンだけ食べて出てきた。f:id:tetrodotoxin_fugu:20240217020026j:image

子どもたちは1本1,000円のいちご棒も食べたがったが、まぁまぁと説得してそのまま中華街へ。一本500円のいちご棒を買ってあげた。ちなみにこれは案内板を背負わされて罰みたいになってる狛獅子。

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中華街もめちゃくちゃ混んでいて早々に退散したが、赤レンガ倉庫から中華街まで歩いてる途中にあった横浜税関資料展示室がすごくよかった。空いてたし無料だし。押収された麻薬とか覚醒剤のレプリカやブランド模造品などちょっと見てはいけないものが並んでいて軽い背徳感で逆にワクワクする。

模造品が並ぶショーケースに「どれがニセモノ?」という問いが書かれていたが、

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完全にこれだろう。
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逆にここに本物のドラゴンボールがあったら大変なことである。横浜税関龍が召喚されてしまう。

あとは最高な顔はめパネルがあったのでぜひ3人以上で行かれることをオススメしたい。

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24/02/11 ウグイスとVTuber

同じマンションに住んでいるお友達と駒沢公園へ行った。駒沢公園は高校時代に陸上部の大会が開かれていたので当時よく行っていたが、高校を卒業してからはほとんど来ていない。マラソンの練習で会社から家まで走った時にちょっと通ったくらいだ。でも当時も陸上競技場以外の場所にはほとんど行っていないので公園のその他の場所には馴染みがなく、別に懐かしい〜という感情もあまり湧かない。むしろ駒沢公園と聞いていつも脳裏に浮かんできてしまうのは石原良純がいつも駒沢公園でランニングをしている」というどうでもいい情報だ。ほぼ反射的に思い出してしまうのでうっかり友達のパパに「ここで石原良純がランニングしているらしいですよ〜」と話してしまったが、案の定「へ、へぇ…」とものすごく困惑した返しをされてしまった。うん、こうなることは分かってた。でも我慢できなかった。この空気は石原良純のせいということにしておきたい。

 

駒沢公園は梅が満開だった。ちょうど一羽の鳥が梅の木に止まったので一眼で撮りまくった。

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現地で梅にウグイスだ〜とひとしきり盛り上がったのだが家に帰ってから調べたらこの鳥はウグイスではなくてメジロだった。ウグイスはこれ。

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実はウグイスが梅の木に止まっていることはかなり珍しいらしい。大抵の場合止まっているのはメジロのようだ。

梅にウグイスという言葉はことわざになっており、取り合わせが良く、縁起が良いものを表現する際に使われるが、実際にはなかなかお目にかかれない光景なのだ。こんな記事もあった。

梅にウグイス ・・・はほとんど来ない -梅と鳥の生存戦略ー <明日話したくなる理科の話②>| 京都光華女子大学 こども教育学部 こども教育学科

じゃあ昔の人はウグイスとメジロを間違えていたのかというと、そういうわけではないんだ!というブログも出てきた。珍しいことが分かった上でその希少性を悦んでいた、また梅は目で楽しみウグイスはその声を楽しむという取り合せがよいわけで別に梅にウグイスが止まっている場面をいっているわけではない、といった主張である。まぁ分かる。確かに万葉集の歌を書いたような人たちは間違えてはいなかったと思う。

でも、現代人よろしく、え?梅に止まってるのがウグイスじゃないの!?と思ってる昔の人はたくさんいたんじゃないかと思う。

なぜかって、うぐいす餡を見てほしい。

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いや、色!!どう考えてもメジロの方が近いでしょうよ!

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これはもうめじろ餡でしかないから!!うぐいす餡というネーミングをした人は完全にメジロをウグイスだと勘違いしていたと思う。

見た目はメジロの方が華やかなのにこれだけウグイスがもてはやされているのはやはり綺麗な鳴き声のおかげだろう。見た目はパッとしないけど声でファンを獲得するって現代でいうところのVTuberみたいだ。ホロライブならぬホウホケキョといったところだろうか。今やVTuberは日本発の世界的なコンテンツ市場となっているが、そのルーツはウグイスなのかもしれない。

24/02/10 ドラえもんの十八番的展開

先週の土日は仕事だったので久しぶりに子どもたちと過ごせる。

長女からは前日に買ってもらった石の実験キットを早くやりたい〜とせがまれた。

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長女は可愛いものが好きで、キラキラした宝石が好きだ。それが高じてこういうより科学っぽい方向性の石にも興味があるようだ。

この背景には少なからずドラえもんが好きなことが関係しているのではと思っている。ドラえもん好きな妻の影響で子どもたちもかなり小さい頃からドラえもんが好きで毎週録画しているし、なんなら毎日数本分その録画を見返している。動画の名前なんて俺より断然覚えている。

一緒に観ていて思うのはドラえもんはやたらと地球の歴史や成り立ちに詳しい。タイムトラベルはドラえもんの十八番的展開で映画でなくとも日常的に過去や未来を行き来するが、太古の世界に行く前にはドラえもんが大抵当時の地球の環境や成り立ちを説明してくれる。のび太ほど経験に基づいた地学を学んでいる少年はいないだろう。もう少しテスト頑張れよ。

そんなドラえもんを観まくっていたら地球にも興味が湧くんだと思う。その延長線上の石への興味なんじゃないかと勝手に思っている。

そんなことを考えているのかどうかはわからないが蛍石を一生懸命ヤスリで削ってピカピカにした。地球の成り立ちとか難しい話が分からずとも、地球上にこんなに色とりどりの石があることが不思議だし純粋に面白いよなぁ。

 

午後はバレンタインデーのチョコを買いに行った。普通バレンタインデーは男の人がチョコをもらう日だが、俺は甘いものが好きじゃないので逆にバレンタインデーに子どもたちと奥さんにチョコを贈ってホワイトデーにお返しをもらっている。

事前に奥さんから子どもたちが欲しいチョコの写真が送られてきたのだが、次女はこのチョコがいいらしい。

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たっかいwww未就学児にオリンポスの煌めきは早すぎるだろう。せめて煌めきが読めるようになってから買っておくれ。もしやこれもドラえもんの影響か?タイムトラベルと並ぶドラえもんの十八番的展開は宇宙だ。

とはいえ欲しいものを買ってあげるか、と腹を括って買いに行ったら別な場所にもっと安い同じような星のチョコが売っていて、姉妹2人と奥さん合わせて3,800円くらいで買うことができた。長女はポケモンのチョコ。缶が可愛い。
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一日一個のルールで食べさせているが、食べないけど見るだけ!と言って何回もフタを開けて眺めていた。チョコよりも缶よりも娘たちが可愛い。

24/02/09 ヤドカリみたいな売店

昼休みに本を買いに出かけ、その帰りに日比谷公園で見かけた売店がよくよく見るとおかしな風貌をしていた。

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屋根が二段階になっていて、通常の屋根の下に装テン(装飾テント)が張り出している。見ようによっては上の方の屋根を後から纏ったようにも見える。そうだとしたらヤドカリみたいで可愛い。見れば見るほど味わい深い佇まいだ。
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店内には特に売る気もなさそうなおじさんが新聞を読みながら座っていた。都心のど真ん中とは思えないのんびりとした雰囲気が漂っていて思わずパンでも買ってベンチに腰掛けたくなる。

日比谷公園は大規模な開発が予定されており、売店の裏にあった芝生エリアはすでに囲われて工事が始まっている。

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道路を挟んだ内幸町のビルとも空中デッキで接続され、かなりのおしゃれ空間へと生まれ変わりそうな気配がプンプンするが、ぜひともこの売店には生き残ってほしい。

 

のんびりした空気にのまれそうになるも、購入したビジネス書の重みと迫る打合せの時間に背中を押されて会社に戻り手早くランチ。青森に一人旅をしてきた後輩からお土産にもらったカップラーメンをいただいた。青森といえば味噌カレーミルクラーメンだ。

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青森のおすすめを聞かれたので味噌カレーミルクラーメンをおすすめしたら、ちゃんと食べてお土産まで買ってきてくれた。出来る後輩だ。割と現地の味がちゃんと表現されていて、濃厚なバターの風味が美味しかった。ミルクは自分で入れるスタイルなので、カレーの辛みの調整ができてある意味よかったかもしれない。でもやっぱりこのラーメンは青森の雪が降りしきるなかお店にたどり着いて食べるのが至高だ。あー久しぶりに青森に行きたくなってきた。

 

お客さんにまぁまぁ怒られながら仕事を終えて、夜は会社の人たちと焼肉の食べ放題に。わざわざ会社から30分以上もかけて浅草の焼肉キングへと向かった。8:40に予約していて遅れて9時前に到着したのだが、まだまだ待っている人が何組もいた。11時閉店なのでそろそろ120分の食べ放題を切ってしまう入店時間なわけだが、それでこの混み具合はすごい。さすがキングの名を冠するだけはある。

焼肉キング自体は家の近くにもあるので割と行くが子どもがいないとこんなにも食べることに集中できるのか。エビの殻を剥く時間や肉を食べやすく切る時間がないのでずっと食べている。でも30歳を超えると120分ずっと食べていることもなかなかしんどいわけで、エビの殻を剥く時間は年相応の焼肉食べ放題をこなす上で必要な時間だったのだと認識を改めた。

そんなことを思う傍らで46歳の先輩が2杯目の白米とロールケーキを一緒に食べる芸当を見せつけていた。やはりいまだに米を一日2合食べる人は違う。

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米は一日2合食べるが、登録しているちょこザップには月に一度しか行けないらしい。もう炊飯器をちょこザップに置かせてもらえばいいと思う。炊き立てのご飯を食べるために腕立てをしよう。